すでにご存じの方も多いかと思いますが、NHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」は、とても面白いです

前回は、「能力主義に正義はない?」というテーマで、ロールズの学説を紹介していました。
印象に残ったのは、報酬は道徳的な価値ではなく、社会の需要と供給のバランスで決まる。従って、たまたま現在の社会で評価される能力を有しているかどうかは、単に運の問題である。というくだり

他の要素もあわせ、努力をしたのだから、という主張に基づいて、権利を全面的に自己のものとして主張することはできず、社会的、経済的不平等は、それが社会のもっとも恵まれない人たちの利益になるように機能する場合に限り、正当化される(なぜなら、自分の生い立ちや置かれている社会的状況によって与えられた側面があるから)

面白くないですか

個人的には、アメリカ留学中の空気を思い出します。様々なことを原理から考えていく感じ。懐かしい

日曜の夕方から教育テレビでやっています。
ご興味ある方は、ぜひ
