先日、仕事をしながら、コーラを飲みました。
ペットボトルから直接、ではなくて、グラスにそそいで。
グラスで炭酸を飲むとき、いつも思い出すことがあります

子供のころ、田舎の叔父の家に遊びにいったとき。
暑い中、遊び疲れて、お家に戻ると、叔父が、
「ソーダ飲むかい?」
飲む!という私と妹を、大きなテーブルの前に座らせて、氷が一杯のグラスを持ってきてくれた叔父。
「グラスに口をつけて、待ってごらん」
「?」
私と妹は言われたとおりに、グラスに口をつけて。
そこに叔父が、並々とソーダをそそぐと―。
「うわあ!」
はじける炭酸が、顔にかかって、涼しくて、甘い香りがして

遊び疲れていた体が、一気にリフレッシュ

なんて、楽しい飲み方だろう、と思いました。
大人になった今、外でそういう飲み方はなかなかしませんが、グラスで炭酸を飲むたびに密かに思い出しています。
考えてみれば、この思い出があるから、僕は一生、ソーダとグラスで、楽しさを感じることができるのだろうなあ。
本当にささやかな楽しさですが、子供の頃って、そんなささやかな楽しみで生活があふれていたと思うし、その思い出が、大人の自分に楽しさを与え続けてくれている。
そんなことを、職場でコーラを飲みながら思いました。